3月は就職・転勤・入学など、人生の節目が重なる時期です。それだけに引越し需要が集中し、年間で最も引越し料金が高い月でもあります。「3月に引越しするけど、いくらかかるんだろう?」「予約がなかなか取れないと聞くけど大丈夫?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。この記事では、3月の引越し料金の相場を上旬・中旬・下旬に分けて詳しく解説するとともに、予約を確保するためのコツや、少しでも費用を抑えるための具体的な方法を紹介していきます。3月に引越しを控えている方は、ぜひ参考にしてください。

3月の引越し料金相場を時期別に解説
3月といっても、上旬・中旬・下旬で料金には大きな差があります。いつ引越しするかによって費用が変わるため、時期別の相場を詳しく見ていきましょう。
3月上旬(1日〜10日頃)の料金相場
3月上旬は繁忙期の入り口ではあるものの、まだピークには達していません。単身引越しの場合、荷物が少なめで約45,000円、荷物が多めで約53,000円程度が目安です。3月の中では最も安い時期であり、可能であればこの時期を狙いたいところです。家族引越しの場合は10万円〜15万円程度が相場です。
3月中旬(11日〜20日頃)の料金相場
3月中旬になると、引越し需要が本格的に高まり始めます。単身引越しで約50,000円〜63,000円程度、家族引越しで12万円〜18万円程度が相場です。上旬と比べて1〜2割程度高くなる傾向があります。この時期から予約が取りにくくなり始めるため、早めの手配が必要です。
3月下旬(21日〜31日)の料金相場
3月下旬は年間で最も引越し料金が高騰するピーク期間です。特に3月21日〜31日は、入社や入学の直前に当たるため需要が集中します。単身引越しでも7万円〜10万円以上、家族引越しでは20万円〜30万円を超えることもあります。日によっては予約が1日で埋まるケースもあるため、この時期の引越しは覚悟が必要です。
3月は仕事や学校の区切りと重なって、荷造りの時間を取りにくいのも悩みどころです。引越しが決まった段階でダンボールを手元に用意しておき、使わない物から少しずつ詰めていくと直前に慌てずに済みます。
3月全体の平均相場
3月全体の平均で見ると、単身引越しは約142,000円、家族引越しは約243,000円とされています。これは通常期(10月頃)と比べると、単身で約2倍、家族で約2.3倍の水準です。
3月の中で比較的安く抑えたいなら、上旬(1日〜10日頃)が狙い目です。中旬から料金が上がり始め、下旬は最高値になります。数日ずらすだけでも料金差が出るため、日程に柔軟性を持たせましょう。
3月の引越し予約はいつまでにすべき?
3月の引越しでは、予約のタイミングが非常に重要です。出遅れると希望日に予約が取れなくなるリスクがあります。
理想的な予約タイミング
3月の引越しは、遅くとも1月中には見積もりを取り、2月上旬までに予約を確定させるのが理想的です。特に3月下旬の引越しを予定している場合は、年末〜1月上旬のうちに動き出しておくと安心です。早く予約するほど業者やプランの選択肢が広がり、料金交渉もしやすくなります。
予約が遅れるとどうなる?
2月下旬〜3月に入ってから業者を探し始めると、以下のようなリスクがあります。
- 希望日に予約が取れず、引越し日を変更せざるを得ない
- 選べる業者が限られ、料金が高い業者しか残っていない
- 値引き交渉の余地がほとんどなくなる
- 希望の時間帯(午前便など)が埋まっている
直前でも対応してくれる業者はある?
万が一出遅れてしまった場合でも、中小・地域密着型の業者やマッチングサービス(くらしのマーケットやミツモアなど)であれば、直前でも対応してくれることがあります。ただし、料金は割高になる可能性が高いため、できる限り早めに動くことをおすすめします。

3月の引越し費用を少しでも安くする方法
3月の引越しは高いとはいえ、工夫次第で費用を抑えることはできます。以下の方法を組み合わせて、賢く節約しましょう。
3月上旬を選ぶ
前述のとおり、3月上旬は下旬と比べて料金がかなり安くなります。入社日や入学日が4月初旬であっても、3月上旬に引越しを済ませて新居で過ごすことは可能です。引越し日を数日前倒しにするだけで、数万円の節約になるケースもあります。
平日のフリー便を利用する
3月であっても平日は土日祝日より安く、さらにフリー便を選べば追加の割引が期待できます。午前便にこだわらない柔軟な姿勢が、費用節約の大きな武器になります。
荷物を徹底的に減らす
繁忙期は基本料金が高い分、トラックサイズが変わることによる料金差も大きくなります。不用品をフリマアプリで処分したり、引越し先で新しく買い直した方が安い場合は思い切って処分したりすることで、トラックサイズを小さくして費用を抑えましょう。
フリマアプリで売る場合は、発送用の袋や梱包材を先に用意しておくと、売れてすぐに送れるので引越し日までに手放しやすくなります。
相見積もりで最安業者を探す
繁忙期であっても相見積もりは必須です。業者によって3月の料金設定は異なるため、複数社の見積もりを比較すれば安い業者が見つかる可能性があります。一括見積もりサービスを利用して効率的に情報を集めましょう。
混載便を検討する
長距離引越しの場合、他の利用者の荷物と一緒に運ぶ「混載便」を利用すると料金を抑えられます。到着日の指定ができなかったり数日かかったりするデメリットはありますが、スケジュールに余裕がある方にはおすすめです。
自分で梱包する
おまかせプランではなく、自分で荷造りをする「基本プラン」を選べばその分の費用を節約できます。3月は料金が高い分、プランの選び方による金額差も大きくなるため、梱包を自分でやる価値は十分にあります。
自分で荷造りするなら、ダンボールを閉じる布テープは想像以上に使います。重い荷物の底は二重に貼ることもあるので、多めに用意しておくと安心です。
3月の引越しの詳しい料金データは、SUUMO引越し 3月の引越し費用や引越し侍の繁忙期料金相場、ケーエー引越センターの3月引越しガイドも参考にしてみてください。
繁忙期の値引き交渉は通常期ほど効果が出にくい傾向にあります。それでも交渉しないよりはした方が安くなるケースが多いので、諦めずに他社の見積もり金額を伝えて交渉してみましょう。
3月に引越しするメリットもある
3月の引越しは料金が高いというデメリットが目立ちますが、実はメリットもあります。
物件の選択肢が多い
3月は退去する方も多いため、賃貸物件の空き物件数が年間で最も多くなる時期でもあります。好立地・好条件の物件に出会えるチャンスが多いのは、繁忙期ならではのメリットです。
新生活に合わせたタイミングで引越しできる
入社日や入学日に合わせて引越しできるため、新生活への移行がスムーズです。閑散期に早めに引越しすると、二重家賃が発生するリスクもあるため、タイミングの良さは3月引越しの大きなメリットです。
家電量販店の新生活セール
3月〜4月は家電量販店やインテリアショップで「新生活応援セール」が開催されます。家電や家具をお得に購入できるタイミングでもあるため、引越しに合わせて必要な家電を新調するのに適した時期です。
初めての一人暮らしで冷蔵庫・洗濯機・電子レンジなどをまとめて揃えるなら、ネット通販の一人暮らし向け家電セットと価格を比べてみるのもひとつの方法です。

よくある質問(Q&A)
3月の引越しに関して、よくある質問にお答えします。
Q1. 3月の引越し料金は通常期の何倍?
A. 月の平均で見ると、単身で約2倍、家族で約2.3倍程度です。ただし、3月下旬のピーク期間に限れば、通常期の2.5倍〜3倍になることもあります。逆に3月上旬であれば、通常期と比べてそこまで大きな差はありません。
Q2. 3月の引越しの見積もりはいつ取ればいい?
A. 1月中には見積もりを取り始め、2月上旬までに予約を確定させるのが理想的です。年末年始の休暇中に一括見積もりサービスで情報を集めておくと、スムーズに進められます。
Q3. 3月下旬しか引越しできない場合、いくらかかる?
A. 3月下旬の引越しは年間で最も高額になります。単身で7万〜10万円以上、家族で20万〜30万円以上が目安です。少しでも安くするには、平日を選ぶ、フリー便を利用する、荷物を減らすなどの工夫を組み合わせましょう。
Q4. 3月に引越しする場合、不動産の手続きはいつから始める?
A. 物件探しは1月〜2月から始めるのが一般的です。良い物件はすぐに埋まるため、早めに動き出しましょう。退去する場合は、現在の物件の解約予告期間(通常1ヶ月前)に注意し、タイミングを見計らって退去通知を出してください。
Q5. 4月上旬に引越しをずらせば安くなる?
A. 4月上旬はまだ繁忙期の影響が残っているため、劇的に安くなるわけではありません。しかし、4月中旬以降になると料金は大幅に下がります。入社や入学に支障がなければ、4月中旬以降への延期を検討してみるのも一つの方法です。
Q6. 引越し業者が3月に対応できない場合はどうする?
A. 大手業者が予約いっぱいの場合は、中小・地域密着型の業者やマッチングサービスを当たってみましょう。また、荷物が少なければ宅急便を利用した引越しや、レンタカーでの自力引越しも選択肢に入ります。
自力で運ぶ場合は、ダンボールをまとめて載せられる折りたたみの台車があると往復の回数を減らせます。
まとめ
3月の引越しは年間で最も料金が高くなる時期ですが、3月上旬を選ぶ、平日やフリー便を活用する、荷物を減らす、相見積もりで最安業者を探すといった工夫を組み合わせれば、費用をかなり抑えることが可能です。そして何より重要なのが、早めの予約です。1月中には見積もりを取り始め、2月上旬までには予約を確定させましょう。3月の引越しは計画性がカギを握ります。この記事で紹介した方法を実践して、できるだけお得に新生活をスタートさせてください。


