東京から大阪、福岡から東京、札幌から名古屋…長距離の引越しは料金が高くなりがちです。距離が長い分、トラックの輸送費もドライバーの人件費もかさむので、ある程度の出費は避けられません。
しかし実は、長距離引越しこそ業者やプランの選び方で料金に大きな差が出るんです。同じ条件でも業者によって5万〜10万円以上の差があることも珍しくありません。
この記事では、長距離引越しにおすすめの業者と、料金を大幅に安くする具体的な方法を解説していきます。これから長距離引越しを控えている方は、ぜひ最後まで読んでください。

長距離引越しの料金相場【2026年版】
単身の場合
| 距離 | 通常期 | 繁忙期 |
|---|---|---|
| 200〜500km | 50,000〜100,000円 | 80,000〜160,000円 |
| 500km〜 | 70,000〜150,000円 | 110,000〜240,000円 |
家族(2〜3人)の場合
| 距離 | 通常期 | 繁忙期 |
|---|---|---|
| 200〜500km | 130,000〜250,000円 | 200,000〜400,000円 |
| 500km〜 | 170,000〜350,000円 | 280,000〜550,000円 |
繁忙期は通常期の1.5〜2倍になることもあります。可能であれば3月〜4月は避けるのが鉄則です。
長距離引越しにおすすめの業者5選
日本通運(日通)
全国に張り巡らされた物流ネットワークが最大の強みです。長距離の効率的な輸送は物流大手ならではの品質です。
単身パック「わたしの引越」は長距離でも比較的リーズナブルですし、混載便やJRコンテナ便も使えるため、コスト重視の方に最適です。
- 強み:全国ネットワーク、多様な輸送方法
- 単身パック:30,000円〜(長距離)
- おすすめ:コスパ重視の方
サカイ引越センター
業界最大手の安心感があります。長距離引越しでも品質の高い作業を期待できます。全国に支社があるため、搬出地と搬入地の両方でしっかり対応してくれます。
- 強み:品質の高さ、全国対応
- おすすめ:品質重視の方
SGムービング
佐川急便グループの引越しサービスです。佐川の物流ネットワークを活かした長距離輸送が得意で、コスパの良さに定評があります。
- 強み:佐川グループのネットワーク
- おすすめ:長距離でコスパを求める方
アート引越センター
サービス品質重視の大手です。「長距離エコノミープラン」を選べば、品質を保ちつつ費用を抑えることもできます。
- 強み:サービス品質がトップクラス
- おすすめ:品質もコスパも妥協したくない方
ヤマトホームコンビニエンス
クロネコヤマトの物流ネットワークは国内最大級です。単身者の長距離引越しにぴったりのプランがあります。
- 強み:ヤマトの全国ネットワーク
- おすすめ:単身で荷物少なめの方
長距離引越しの料金を劇的に安くする5つの方法
方法1:混載便を使う
これが最も効果的な節約方法です。混載便とは、他のお客さんの荷物と一緒にトラックに積んで運ぶ方法のことです。
トラックを1台チャーターするのと違って、輸送費をシェアできるため、通常の30〜50%オフになることも珍しくありません。
デメリットは荷物の到着が2〜7日程度かかることです。しかし急がない引越しなら、これは使わない手はありません。
方法2:コンテナ便(JRコンテナ)を使う
JR貨物のコンテナを使って荷物を運ぶ方法です。長距離になるほどトラックより安くなる傾向があります。日通がJRコンテナ便のプランを提供しているので、長距離引越しの見積もり時に聞いてみてください。
方法3:帰り便を狙う
引越し業者のトラックが荷物を降ろした後、空のまま戻るのはもったいないですよね。その「帰り道」に荷物を積んでもらうのが帰り便です。運が良ければ通常の半額以下で引越しできますが、タイミングが合わないと使えないのが難点です。業者に「帰り便ありますか?」と聞いてみましょう。
方法4:繁忙期を絶対に避ける
長距離引越しは繁忙期の影響が特に大きいです。通常期と比べて1.5〜2倍になることもあるため、可能な限り3月〜4月は避けましょう。5月〜2月に引越し時期をずらせるなら、それだけで数万円の節約になります。
方法5:荷物を最小限にして宅配便を併用する
大型家具は引越し業者に頼んで、ダンボールに入る荷物は宅配便で送るのも一つの手です。宅配便の方が安い場合もあるので、費用を計算してみる価値はあります。

長距離引越しの所要日数
| 輸送方法 | 所要日数の目安 |
|---|---|
| チャーター便(通常) | 1〜2日 |
| 混載便 | 3〜7日 |
| コンテナ便 | 3〜5日 |
| 帰り便 | 日程は業者次第 |
チャーター便なら最短翌日に届きますが、料金は一番高くなります。日数に余裕があるなら混載便やコンテナ便で節約するのがおすすめです。
長距離引越しで気をつけること
搬出日と搬入日を分ける
長距離引越しでは、荷物の搬出と搬入が別の日になることがほとんどです。その間の宿泊場所を確保しておきましょう。ビジネスホテルや知人宅など、事前に手配しておくと安心です。
当日必要なものは手荷物で持つ
荷物の到着まで数日かかる場合があるため、着替え・貴重品・薬など必要なものはスーツケースに入れて自分で持っていきましょう。仕事道具やパソコンも手元に置いておくのが安心です。
ライフラインの手続きは余裕をもって
遠方への引越しだと、旧居のライフライン解約と新居の開通を同日にするのが難しいことがあります。特にガスは立ち会いが必要なので、早めに予約しておきましょう。
転居届・転入届の手続き
他の市区町村への引越しでは、旧住所の役所で「転出届」、新住所の役所で「転入届」が必要です。総務省の公式サイトで手続きの流れを確認しておきましょう。
長距離引越しの荷物管理のコツ
ダンボールに番号と内容を書く
長距離引越しではダンボールの数が多くなりがちです。全てのダンボールに番号と中身のメモを書いておくと、搬入後に「あの荷物どこ?」とならずに済みます。
壊れやすいものは自分で運ぶ
精密機器やワレモノは、できれば自分の車や宅配便で別送した方が安心です。業者の補償があるとはいえ、壊れてしまっては元も子もありません。
貴重品リストを作る
高価な荷物がある場合は、事前にリストを作って業者に伝えておくのが大事です。万が一の場合の補償がスムーズになります。
よくある質問
Q. 長距離引越しでは何日前に見積もりを取ればいい?
A. 最低でも1ヶ月半前には見積もりを取り始めましょう。混載便や帰り便を使いたい場合は、さらに余裕が必要です。
Q. 車も一緒に運べる?
A. 引越し業者によっては車の陸送サービスを提供しています。費用は距離によりますが、東京〜大阪で3〜5万円程度が目安です。自分で運転していくのと費用を比較してみましょう。
Q. 荷物の保険はどうなるの?
A. 引越し業者は標準引越運送約款に基づいて補償する義務があります。ただし補償上限額は業者によって異なるため、高価な荷物がある場合は事前に確認しておきましょう。

まとめ:長距離引越しは「プラン選び」で大幅節約できる
長距離引越しは料金が高いイメージがありますが、混載便・コンテナ便・帰り便を活用すれば大幅に節約できます。
- コスパ最優先 → 日通の混載便・コンテナ便
- 品質重視 → サカイ・アート
- 単身・荷物少なめ → 日通の単身パック・ヤマトの単身プラン
まずは一括見積もりで複数社から見積もりを取って、通常便と混載便の両方の料金を比較してみましょう。その差額を見たら、きっと混載便を選びたくなるはずです。
引越しに伴う住所変更手続きの一覧は、デジタル庁の公式サイトでマイナポータルからのオンライン手続きも確認できます。
※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。

