引越しで最も神経を使う荷物のひとつが「パソコン」です。精密機器であるパソコンは、ちょっとした衝撃でデータが飛んだり、画面が割れたりするリスクがあります。
この記事では、引越し時にパソコンを安全に梱包する方法を、ノートパソコン・デスクトップパソコンそれぞれについて詳しく解説します。

引越し前にやるべき準備
データのバックアップを取る
引越しの梱包を始める前に、パソコン内のデータを必ずバックアップしましょう。万が一の衝撃でハードディスクが破損した場合、中のデータは復旧できない可能性があります。
- 外付けHDD/SSD:ポータブル型の外付けストレージにデータをコピー
- クラウドストレージ:GoogleドライブやOneDriveなどにアップロード
- USBメモリ:重要なファイルだけをコピーする場合に
バックアップは引越し直前ではなく、余裕を持って2〜3日前までに完了させましょう。当日の慌ただしい中では、大事なファイルを見落としがちです。
電源を完全にオフにする
スリープモードではなく、必ず電源を完全にオフにしてから梱包します。スリープ中は電気が通っている状態のため、衝撃によるトラブルのリスクが高まります。
ケーブル類を整理する
電源ケーブル、マウス、キーボード、モニターケーブルなどは本体から外し、まとめて1つの袋に入れておきましょう。テープでラベルを貼っておくと、新居での接続がスムーズです。
ノートパソコンの梱包方法
ノートパソコンは比較的コンパクトで軽いため、できれば自分で持ち運ぶのがベストです。
- 電源をオフにし、ACアダプターを取り外す
- 画面を閉じた状態でプチプチ(気泡緩衝材)で全体を包む
- パソコン用のケースやバッグに入れる
- 車や電車で手持ちで運搬する
引越し業者のトラックに積む場合は、他の荷物に押しつぶされないよう、ダンボールの中で動かないように固定しましょう。

デスクトップパソコンの梱包方法
購入時の箱がある場合
購入時の箱と緩衝材が残っていれば、それを使って梱包するのがベストです。メーカーが設計した専用の緩衝材で、安全に輸送できます。
購入時の箱がない場合
- パソコンの電源をオフにし、すべてのケーブルを取り外す
- 本体をプチプチや毛布で包む
- 本体より四方に10cmほど余裕のあるダンボールを用意
- ダンボールの底に緩衝材を敷き、本体を入れる
- 隙間を新聞紙やプチプチで埋め、本体が動かないようにする
- ダンボールの外に「パソコン・精密機器・取扱注意」と大きく記載
モニターの梱包
液晶モニターは画面が割れやすいため、特に注意が必要です。画面側にダンボールを当ててテープで固定し、全体をプチプチで包んでからダンボールに入れましょう。
- 購入時の箱があればそれを使うのがベスト
- 隙間は緩衝材で埋め、中で動かないようにする
- ダンボールに「精密機器・取扱注意」と記載する
引越し業者に依頼する場合の注意点
パソコンの補償について確認
多くの引越し業者は、パソコン内のデータについては補償対象外としています。本体の外装破損は補償されても、データの消失やソフトウェアの不具合は保証されないのが一般的です。だからこそ、バックアップが欠かせません。
「精密機器」であることを伝える
見積もり時や作業当日に、パソコンが荷物に含まれていることを引越し業者に伝えましょう。取り扱いに注意してもらえます。

新居での設置手順
- 新居に到着したら、パソコンをすぐに開封せず、室温に馴染ませる(結露防止)
- 30分〜1時間ほど待ってから開封・設置
- ケーブル類を接続し、電源を入れる
- 正常に起動するか、データに問題がないか確認
- インターネット接続の設定を行う
Q&Aコーナー
Q. 引越し業者はパソコンの梱包をしてくれる?
業者によっては梱包してくれますが、精密機器は自分で梱包することを推奨しているケースが多いです。業者に任せる場合は、事前にその旨を伝えて確認しましょう。
Q. パソコンを宅配便で送ることはできる?
宅配便でも送ることは可能ですが、補償が限られる場合があります。パソコン専用の配送サービスを利用するか、自分で持ち運ぶ方が安心です。
まとめ
引越しでパソコンを安全に運ぶためには、事前のバックアップと正しい梱包が欠かせません。ノートパソコンはできれば手持ちで、デスクトップは緩衝材でしっかり固定してダンボールに入れましょう。データの補償は引越し業者の対象外であることを忘れずに。
参考リンク:引越し侍 パソコンの梱包方法 / SUUMO パソコンの取り扱い / マウスコンピューター(梱包ガイド)

