引越しに伴う各種住所変更の手続きで、「パスポートも住所変更しないといけないの?」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。運転免許証や銀行口座は住所変更が必要ですが、パスポートはどうなのか気になるところです。
この記事では、引越し時のパスポートの住所変更が必要かどうかを明確にし、手続き方法や注意点を解説します。

結論:住所変更のみなら手続きは不要
結論から言うと、引越しで住所が変わっただけの場合、パスポートの住所変更手続きは不要です。パスポートの「所持人記入欄」に記載されている住所は、あくまで任意の記入事項であり、法的な届出義務はありません。
住所が変わった場合は、旧住所を二重線で消して、余白に新しい住所を書き込むだけでOKです。
- 住所変更のみなら手続き不要
- 所持人記入欄の旧住所を二重線で消し、新住所を記入すればOK
- パスポートの有効期限や渡航先での影響もなし
手続きが必要なケース
ただし、以下のケースではパスポートの変更手続き(記載事項変更旅券の申請または新規申請)が必要です。
本籍地の都道府県が変わった場合
結婚や転籍などで本籍地の都道府県が変わった場合は、パスポートの記載事項変更申請が必要です。例えば、東京都から大阪府に本籍を移した場合などが該当します。
同じ都道府県内での本籍変更(例:新宿区から渋谷区)は、パスポート上の表記が変わらないため手続き不要です。
氏名が変わった場合
結婚・離婚・養子縁組などで氏名が変わった場合は、パスポートの変更手続きが必要です。
その他の変更
性別変更や生年月日の訂正が必要な場合も、変更手続きの対象となります。
記載事項の変更手続きを行う場合、手数料がかかります。また、変更後のパスポートの有効期限は元のパスポートと同じままです(延長はされません)。

パスポートの住所欄の書き換え方
手続き不要の場合でも、所持人記入欄の住所を更新しておくと安心です。
- 旧住所の上に定規を使って二重線を引く
- 余白に新しい住所をボールペンで記入する
- 修正液やテープは使わない(偽造と見なされる可能性があるため)
引越し時に住所変更が必要な書類一覧
パスポートは住所変更不要ですが、引越しに伴って住所変更が必要な書類は他にたくさんあります。
- 運転免許証:最寄りの警察署・免許センターで手続き(転入届と同時が便利)
- マイナンバーカード:転入届と同時に市区町村窓口で手続き
- 銀行口座:各金融機関の窓口またはネットバンキングで変更
- クレジットカード:各カード会社のWebサイトやアプリで変更
- 各種保険:保険会社に連絡して変更手続き
- 自動車関連:車検証の住所変更(引越し後15日以内)

Q&Aコーナー
Q. 海外旅行の直前に引越しした場合、パスポートの住所は古いままで大丈夫?
はい、住所のみの変更であれば古いままで問題ありません。出入国審査では住所欄は確認されないのが一般的です。ただし、気になる場合は出発前に二重線で訂正しておきましょう。
Q. パスポートの住所変更をしていないと、身分証明書として使えなくなる?
パスポートは住所が現住所と異なっていても身分証明書として有効です。ただし、住所確認が必要な場面(例:携帯電話の契約など)では、別途住所が確認できる書類を求められることがあります。
Q. 記載事項変更の手続きにかかる時間は?
通常、申請から受け取りまで1週間程度かかります。海外渡航の予定がある場合は余裕を持って手続きしましょう。
まとめ
引越し時のパスポートの住所変更は、住所のみの変更なら手続き不要です。旧住所に二重線を引いて新住所を記入すれば十分。ただし、本籍地の都道府県が変わる場合や氏名変更がある場合は、記載事項変更の手続きが必要になります。
参考リンク:外務省 パスポート(旅券) / 引越し侍 パスポートの住所変更 / SUUMO引越し

