引越ししたらマイナンバーカードの住所変更も必要だということ、ご存知ですか?「え、自動で変わるんじゃないの?」と思っている方も多いのですが、実は自分で手続きしないといけないんです。
転入届と同時に市区町村の窓口で手続きできるので、手間はそこまでかかりません。ただし、放置すると最悪の場合カードが失効するため、引越し後14日以内に必ず変更しましょう。
この記事では、マイナンバーカードの住所変更手続きの流れ、電子証明書の更新、よくあるトラブルの対処法まで詳しく解説していきます。

マイナンバーカードの住所変更が必要な理由
マイナンバー(12桁の番号)自体は引越しで変わることはありません。しかし、マイナンバーカードに記載されている住所情報は更新する必要があります。
住所変更しないと以下の問題が起きます。
- 身分証明書として使えなくなる:住所が古いと本人確認を断られる
- 電子証明書が使えなくなる:コンビニでの住民票取得、確定申告のe-Taxなどが利用不可に
- カードが失効する可能性:転入届から90日以内に住所変更しないと失効するケースがある
- マイナポータルの利用に支障:各種オンライン手続きに影響が出る
特に確定申告やコンビニでの各種証明書取得をよく使う方は、住所変更を忘れると非常に不便です。
マイナンバーカードの住所変更のやり方【手順解説】
届出先
新住所の市区町村役場の窓口で手続きします。
必要なもの
- マイナンバーカード
- カードの暗証番号(数字4桁+署名用パスワード6〜16桁)
- 転出証明書(転入届と同時に手続きする場合は不要なことが多い)
パスポートの住所変更については以下の記事で解説しています。

手続きの流れ
- 転入届を提出する
- 同じ窓口で「マイナンバーカードの住所変更もお願いします」と伝える
- マイナンバーカードを提出
- 暗証番号を入力(端末での操作)
- カード裏面の追記欄に新住所が記載される
- ICチップの情報が更新される
所要時間は転入届と合わせて30分〜1時間程度です。転入届と同時にやれば、1回の来庁で完了するので、必ずセットで手続きしましょう。
電子証明書の更新について【重要】
マイナンバーカードには2種類の電子証明書が入っています。
- 署名用電子証明書:e-Taxなどで使う(住所変更で自動失効→再発行が必要)
- 利用者証明用電子証明書:マイナポータルログイン、コンビニ交付で使う(住所変更しても有効)
ここで重要なのは、署名用電子証明書は住所変更すると自動的に失効するということです。住所変更と同時に再発行の手続きをしておきましょう。窓口で「電子証明書も更新してください」と伝えればOKです。
電子証明書の更新に必要なもの
- マイナンバーカード
- 署名用パスワード(英数字6〜16桁)
- 利用者証明用パスワード(数字4桁)
パスワードを忘れた場合は、窓口でリセット・再設定ができます。本人確認書類が必要になります。
同一市区町村内の引越しの場合
同一市区町村内の引越し(転居届)でも、マイナンバーカードの住所変更は必要です。手続きの流れは基本的に同じです。転居届と同時に窓口で手続きしましょう。
市区町村内の引越しの場合、転出届は不要で転居届だけで済みますが、マイナンバーカードの住所更新は忘れがちなので注意してください。
マイナンバーカードを持っていない場合
通知カードの場合
通知カードは2020年5月に廃止されていますが、まだ手元にある方も多いと思います。通知カードに記載された住所と現住所が一致していれば、マイナンバーの証明書として引き続き使える場合があります。ただし住所が異なると使えないので注意が必要です。
マイナンバーカードの新規取得
引越しを機にマイナンバーカードを作るのもおすすめです。マイナンバーカード総合サイトからオンラインで申請できます。交付までは約1ヶ月程度かかります。


暗証番号を忘れた場合の対処法
住所変更の手続きで暗証番号の入力が必要ですが、忘れてしまった場合は以下の手順で対応できます。
- 窓口で「暗証番号を忘れました」と伝える
- 本人確認書類を提示
- 暗証番号のリセット・再設定を行う
- 新しい暗証番号を設定してから住所変更手続きを行う
暗証番号のリセットは本人のみ可能です(代理人は不可の場合が多い)。3回連続で間違えるとロックがかかるので、分からない場合は最初から「忘れました」と伝えましょう。
マイナンバーカードの住所変更を忘れたら?
転入届から90日以上経過すると、マイナンバーカードが失効する可能性があります。失効した場合は以下のような手間がかかります。
- カードの再発行が必要(手数料1,000円程度)
- 再発行には写真撮影が必要
- 交付まで1ヶ月程度かかる
面倒な手間とコストがかかるので、転入届と同日に住所変更するのが断然おすすめです。デジタル庁のサイトでもマイナンバーカードに関する最新情報が確認できます。引越しの手続き一覧は以下の記事で網羅しています。



マイナンバーカード住所変更のよくある質問
Q. 家族全員のカードを一度に変更できる?
A. 同一世帯の家族なら、世帯主が全員分をまとめて手続きできる場合が多いです。ただし暗証番号は各人のものが必要です。15歳未満の子どもの分は法定代理人(親)が手続きできます。
Q. マイナンバーカードの住所変更はオンラインでできる?
A. 2026年現在、マイナンバーカードの住所変更はオンラインでは完結しません。必ず新住所の役場窓口に出向く必要があります。転入届自体もオンラインのみでは完了しないため、セットで窓口に行きましょう。
Q. 住所変更でカードの有効期限は変わる?
A. カード本体の有効期限は変わりません(発行から10回目の誕生日まで)。ただし電子証明書の有効期限は発行から5回目の誕生日までです。住所変更で署名用電子証明書を再発行した場合は、再発行日から新たに有効期限がカウントされます。
Q. 追記欄がいっぱいになったらどうする?
A. マイナンバーカードの裏面の追記欄は限られたスペースしかありません。いっぱいになったら新しいカードを無料で再発行してもらえます。窓口で「追記欄がいっぱいなので再発行してほしい」と伝えましょう。


まとめ:マイナンバーカードの住所変更は転入届と同日に
マイナンバーカードの住所変更のポイントをおさらいしましょう。
- 転入届と同時に役場窓口で手続き(1回の来庁で完了)
- 暗証番号(4桁+6〜16桁)を忘れずに持参
- 署名用電子証明書は住所変更で失効→同時に再発行
- 90日以内に変更しないとカード失効のリスク
- 失効するとカード再発行に手数料と時間がかかる
マイナンバーカードは身分証明書としても、オンライン手続きのツールとしても今や必須アイテムです。引越し後、真っ先に住所変更を済ませておきましょう。

