ペットと一緒に引越しをする場合、動物の種類によっては届出や手続きが必要です。「犬の登録変更は必要?」「猫はどうすればいい?」「爬虫類や小動物は?」と疑問に感じている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、引越し時のペットに関する届出・手続きを、犬・猫・特殊動物の種類別にわかりやすく解説します。

犬の引越し手続き
畜犬登録の変更届出が必要
生後91日以上の犬を飼っている場合、引越し後30日以内に新しい市区町村で「登録事項変更届」を提出する義務があります。これは狂犬病予防法で定められた手続きです。
届出に必要なもの
- 鑑札:以前の市区町村で交付された犬の鑑札
- 狂犬病予防注射済票:直近の注射済証明
- 届出書:新しい市区町村の窓口で入手(環境課・生活衛生課など)
届出先
新しい住所地の市区町村役所(環境課、生活衛生課など)または保健センターで手続きできます。自治体によってはオンラインで届出できるケースもあります。
- 引越し後30日以内に届出が必要
- 鑑札と注射済票を持参する
- 同一市区町村内の引越しでも届出が必要
マイクロチップ装着済みの犬
マイクロチップが装着されている犬の場合は、飼い主の住所変更を「犬と猫のマイクロチップ情報登録」サイトでオンラインで行う必要があります。こちらも変更から30日以内が期限です。

猫の引越し手続き
基本的に届出は不要
猫は犬のような畜犬登録制度がないため、基本的に役所での届出手続きは不要です。
マイクロチップ装着済みの猫
ただし、マイクロチップが装着されている猫の場合は、犬と同様に「犬と猫のマイクロチップ情報登録」サイトで飼い主情報(住所)の変更手続きが必要です。変更から30日以内に行いましょう。
猫の引越しで注意すべきこと
猫は環境の変化にストレスを感じやすい動物です。新居では以下の点に気を配りましょう。
- 最初は1部屋だけを猫のスペースにして、徐々に行動範囲を広げる
- 使い慣れたベッドやおもちゃを新居にも持っていく
- 引越し当日は猫をキャリーケースに入れ、安全な部屋に隔離しておく
特殊動物(爬虫類・猛禽類など)の引越し手続き
特定動物の飼育には許可が必要
ワニ、タカ、トラなどの特定動物を飼育している場合、引越し先の都道府県知事または政令市長に届け出て事前に許可を得る必要があります。
無許可で飼育場所の変更を行うと、個人の場合で6ヶ月以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります。
特定動物の引越しは事前許可が必要です。引越し後ではなく、引越し前に手続きを完了させなければなりません。
小動物(ハムスター・うさぎ・小鳥など)
ハムスター、うさぎ、小鳥などの小動物は、特定動物に該当しない限り届出は不要です。ただし、引越しのストレスに弱い動物もいるため、温度管理や振動対策に気を配りましょう。
ペットの輸送方法
自家用車で運ぶ
最もストレスが少ない方法です。キャリーケースに入れて、車内の温度管理に注意しながら移動しましょう。
引越し業者のペット輸送サービス
一部の引越し業者では、ペットの輸送サービスを提供しています。長距離の引越しで自分で運べない場合は検討してみましょう。
ペット専門の輸送業者
ペット専門の輸送業者に依頼する方法もあります。温度管理や動物のケアに特化しているため、安心感があります。

Q&Aコーナー
Q. 犬の届出をしないとどうなる?
狂犬病予防法に基づく届出義務を怠ると、20万円以下の罰金が科される可能性があります。必ず期限内に届出を行いましょう。
Q. ペットの引越しで動物病院も変更すべき?
通える範囲に今のかかりつけ医がなくなる場合は、引越し先で新しい動物病院を見つけておきましょう。前の病院から診察記録やワクチン接種履歴をもらっておくとスムーズです。
Q. マンションでペット飼育可かどうかの確認は?
物件探しの段階で「ペット可」かどうかを確認しましょう。ペット可の物件でも、飼育できる動物の種類やサイズに制限がある場合があります。
まとめ
引越し時のペット手続きは、犬は30日以内の届出が義務、猫は基本不要(マイクロチップ装着済みの場合は登録変更が必要)、特定動物は事前許可が必要です。手続き漏れのないよう、引越しのチェックリストにペットの項目も加えておきましょう。
参考リンク:環境省 動物愛護管理法 / 引越し侍 ペットの住所変更 / SUUMO ペットの引越し手続き

