引越しって初めてだと疑問だらけですよね。「これってどうすればいいの?」「こういう場合は?」という細かい疑問が次々と出てきて、不安になる方も多いのではないでしょうか。
実は、引越しの疑問はパターンが決まっています。費用・手続き・業者選び・荷造り・当日の流れの5カテゴリを押さえれば、ほとんどの不安は解消できます。
この記事では、引越しに関するよくある質問を50個ピックアップして、わかりやすく回答しています。目次から気になる質問にジャンプしてお読みください。
費用・料金に関する質問(Q1〜Q7)
Q1. 引越しの費用相場はいくら?
一人暮らしの近距離引越しで3〜5万円、家族の近距離引越しで8〜15万円が目安です。ただし、時期(繁忙期は1.5〜2倍)、距離、荷物量によって大きく変動します。
Q2. 引越し費用を安くする方法は?
効果が大きい順に:(1)閑散期(5〜2月)に引越す、(2)平日・午後便を選ぶ、(3)複数社から相見積もりを取る、(4)不用品を処分して荷物を減らす、(5)荷造りを自分でやる、です。
Q3. 見積もりは無料?
はい、無料です。国土交通省の標準引越運送約款で、見積もりは無料と定められています。見積もり料を請求する業者がいたら注意してください。
Q4. 見積もりは何社から取るべき?
最低3社、できれば5社くらいがおすすめです。業者によって金額が数万円違うことはザラにありますので、比較は必須です。
Q5. 追加料金が発生するのはどんなとき?
主なケースは、階段作業(エレベーターなし)、吊り上げ・吊り下げ作業、長距離の追加走行、荷物量が見積もりと大幅に違った場合などです。見積もり時にしっかり確認しておきましょう。
Q6. キャンセル料はいつから発生する?
標準引越運送約款では、引越し予定日の3日前からキャンセル料が発生します。3日前で20%以内、前日で30%以内、当日で50%以内が上限です。
Q7. チップ(心付け)は必要?
必須ではありません。最近はチップ不要としている業者がほとんどです。渡したい場合は1人あたり500〜1,000円程度、または飲み物の差し入れが一般的です。

業者選び・手続きに関する質問(Q8〜Q20)
Q8. 大手と中小、どっちがいい?
大手は補償制度やサービスの安定感が魅力、中小はコスパと柔軟な対応が魅力です。長距離引越しなら大手、近距離でコスト重視なら中小がおすすめです。
Q9. 一括見積もりサイトって安全?
大手のサイト(引越し侍、SUUMO引越しなど)は上場企業グループが運営しているため安全性は高いです。ただし、個人情報が複数の業者に共有される点は理解した上で利用しましょう。
Q10. 電話がたくさんかかってくるのが嫌なんだけど
SUUMO引越しなら電話番号の入力が任意ですので、メールだけでやり取り可能です。他のサイトでも備考欄に「メール連絡希望」と書くと軽減できます。
Q11. 訪問見積もりは受けるべき?
荷物が多い場合はYESです。ネット見積もりだけだと荷物量の認識にズレが生じやすく、当日トラブルになることもあります。一人暮らしで荷物少なめならオンライン見積もりでもOKです。
Q12. 即決を求められたらどうすれば?
「他社と比較してから決めます」とハッキリ伝えましょう。焦って即決する必要は一切ありません。
Q13. 転出届はいつまでに出す?
引越し日の14日前から当日までに、現在の市区町村役所で提出してください。基本的には引越し前に済ませておきましょう。
Q14. 転入届はいつまでに出す?
引越し後14日以内に新しい市区町村役所で提出してください。これは法律上の義務で、届出を怠ると5万円以下の過料が科される可能性があります。
Q15. 同じ市区町村内の引越しの場合は?
転出届・転入届ではなく「転居届」のみでOKです。引越し後14日以内に役所で手続きしましょう。
Q16〜Q20の概要
マイナンバーカードの住所変更は転入届と一緒に手続き可能です。運転免許証は新住所管轄の警察署で変更できます。郵便物の転送はe転居でネット手続きOK、ガスの開栓には必ず立会いが必要です。インターネット回線の移転は光回線の場合2〜4週間かかりますので、早めに手続きしましょう。
荷造り・梱包に関する質問(Q21〜Q27)
Q21. 荷造りはいつから始める?
引越しの2〜3週間前がベストです。使わないものから順に詰めていって、前日は最低限の生活用品だけが出ている状態を目指しましょう。
Q22. ダンボールは何個くらい必要?
一人暮らしで10〜20個、2人世帯で20〜40個、家族で30〜60個が目安です。多くの業者がダンボールを無料提供してくれます。
Q24. 割れ物はどう梱包する?
食器は1枚ずつ新聞紙やエアキャップで包み、ダンボールには縦に入れてください。隙間は新聞紙やタオルで埋めて、ダンボールには「ワレモノ注意」と書きましょう。
Q26. パソコンはどう運ぶ?
購入時の箱があればそれがベストです。なければエアキャップで何重にも包んでください。データのバックアップは必ず事前にとっておきましょう。
Q27. 自分で運んだほうがいいものは?
貴重品(現金、通帳、印鑑、貴金属)、重要書類、常備薬、パスポートなどは自分で運びましょう。引越し業者の約款でも、貴重品は依頼者自身が管理するよう定められています。

引越し当日・新生活に関する質問(Q28〜Q36)
Q28. 当日の服装は?
動きやすい服装がベストです。汚れてもいいTシャツとジーンズ、スニーカーなどがおすすめです。スカートやサンダルは避けましょう。
Q29. 引越し当日にやることは?
搬出の立会い→旧居の掃除→ブレーカーを落とす→鍵の返却→新居へ移動→搬入の立会い→荷物の確認→ガスの開栓立会い、という流れです。
Q31. 荷物が破損していたらどうする?
その場で引越し業者に申告しましょう。後日発見した場合も、引越し日から3ヶ月以内なら補償の対象になることが多いです。写真を撮っておくのを忘れずに。
Q33. 入居時に新居の写真を撮るべき?
絶対に撮るべきです。入居時の状態を記録しておかないと、退去時に「この傷はあなたがつけた」と言われてトラブルになるケースがあります。壁、床、水回り、窓周りを中心に撮影しておきましょう。
Q34. 近隣への挨拶はするべき?
できればしたほうがいいでしょう。500〜1,000円程度のタオルやお菓子を持って、両隣と上下の部屋に挨拶するのが一般的です。ただし、一人暮らしの女性は防犯上省略してもOKです。
Q36. 荷ほどきの優先順位は?
(1)寝具・着替え、(2)トイレ・洗面用品、(3)キッチン用品、(4)リビング用品、(5)趣味のもの。初日は寝られる環境を整えることが最優先です。
特殊なケース・トラブル対策(Q37〜Q50)
Q37. ペットの引越しはどうする?
犬・猫は自家用車が一番ストレスが少ないです。長距離の場合はペット輸送サービスもあります。犬の場合は新住所の自治体に登録変更が必要です(30日以内)。
Q40. エアコンの移設費用は?
取り外し+取り付けで15,000〜25,000円が相場です。古いエアコンなら移設より新品購入のほうがお得な場合もあります。
Q43. 引越し業者とトラブルになったらどうする?
まずは業者のカスタマーセンターに連絡しましょう。解決しない場合は国民生活センター(消費者ホットライン:188)に相談してください。
Q44. 退去時の原状回復費用が高すぎる場合は?
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に照らし合わせて、適正な金額かチェックしましょう。ガイドラインでは、通常使用による経年変化は貸主負担とされています。
Q49. 引越し費用は確定申告で控除できる?
一般的な引越しでは控除対象になりません。ただし、転勤に伴う引越しで会社から補助が出ない場合、「特定支出控除」の対象になる可能性があります。
Q50. 引越し業者に運べないものは?
現金・有価証券、危険物(灯油、ガスボンベ)、動植物、高額な美術品・骨董品などは、標準引越運送約款で引受拒否できるとされています。事前に業者に確認してください。

まとめ:事前の知識で引越しの不安を解消しよう
引越しに関する50のFAQを紹介してきました。初めての引越しは不安がいっぱいだと思いますが、事前に知識を持っておくだけで不安はかなり解消されるはずです。
引越しのルールやトラブル対処については、国土交通省の引越し情報ページや国民生活センターも参考にしてください。
※この記事は記事執筆時点の情報に基づいています。手続き・料金・ルールは変更される可能性がありますので、最新情報は各機関の公式サイトをご確認ください。

