引越しで一番面倒なのは、実は荷造りではなく「手続き」だったりしますよね。役所の届出、ライフラインの手続き、住所変更と、やることが多すぎて途方に暮れる方も多いのではないでしょうか。
しかし、引越しの手続きは「役所」「ライフライン」「住所変更」の3ジャンルに整理するだけでグッとわかりやすくなります。優先順位をつけて進めれば、漏れなく完了できます。
この記事では、引越しに必要な手続きをジャンル別にまとめました。これさえ見れば漏れなく手続きが進められるはずです。ぜひブックマークしてご活用ください。
【最重要】役所での手続き
転出届(引越し前に旧住所の役所で)
期限:引越し日の14日前〜当日
今住んでいる市区町村の役所で「転出届」を提出して、「転出証明書」を受け取ります。これがないと新住所での転入届が出せませんので、絶対に忘れないようにしてください。
必要なもの:
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 印鑑
- 国民健康保険証(加入している場合)
※同一市区町村内の引越しの場合は「転居届」のみでOKです。転出届は不要です。
※マイナンバーカードを持っている場合、マイナポータルからオンラインで転出届を提出できます(転入届は窓口のみ)。
転入届(引越し後に新住所の役所で)
期限:引越し後14日以内
新しい住所の市区町村役所で「転入届」を提出します。これをしないと住民票が移動しないため、各種サービスの住所変更もできなくなります。
必要なもの:
- 転出証明書
- 本人確認書類
- 印鑑
- マイナンバーカードまたは通知カード
その他の役所手続き
- マイナンバーカードの住所変更:転入届と一緒に手続き可能。暗証番号の入力が必要です
- 国民健康保険:旧住所で「資格喪失手続き」、新住所で「加入手続き」が必要です(自営業・フリーランスの方)
- 国民年金の住所変更:第1号被保険者は新住所の役所で手続きしてください
- 児童手当:旧住所で「受給事由消滅届」、新住所で「認定請求書」を提出(引越し後15日以内に手続きしないと手当がもらえない期間が発生する可能性があります)
- 印鑑登録:転出届を出すと自動的に廃止されます。新住所で改めて登録しましょう

ライフラインの手続き
電気・ガス・水道・インターネットの手続きは、引越しの1〜2週間前に済ませておくのが理想です。
電気
手続き時期:引越し1〜2週間前
現在の電力会社に停止の連絡、新居で使う電力会社に開始の連絡をしてください。最近は電力自由化でいろんな会社から選べますので、引越しを機に乗り換えを検討するのもアリです。多くの電力会社はWebで手続きできます。
ガス
手続き時期:引越し1〜2週間前
ガスの開栓には立会いが必須です。引越し当日にお湯を使いたいなら、当日の開栓予約を忘れないでください。閉栓は立会い不要の場合が多いです。
水道
手続き時期:引越し1〜2週間前
旧住所の水道局に停止の連絡、新住所の水道局に開始の連絡をします。こちらもWebや電話で手続き可能です。
インターネット回線
手続き時期:引越し1ヶ月前
光回線の移転は工事が必要になることが多く、繁忙期は工事の予約が取りにくいです。早めに手続きしましょう。ポケットWi-Fiやホームルーターなら住所変更のみでOKの場合もあります。
運転免許証・車関連の手続き
運転免許証の住所変更
届出先:新住所管轄の警察署または運転免許センター
免許証は身分証明書として使う場面が多いですので、早めに住所変更しておきましょう。
必要なもの:
- 運転免許証
- 新住所が記載された住民票(または新住所の記載があるマイナンバーカード)
自動車の登録変更
管轄の運輸支局が変わる場合は、自動車の登録変更(変更登録)が必要です。ナンバープレートの変更も伴います。軽自動車の場合は軽自動車検査協会で手続きしてください。
駐車場の解約・契約
旧居の月極駐車場の解約と、新居での駐車場契約も忘れずに手配しましょう。車庫証明の取得が必要な場合もあります。
その他の住所変更手続き
郵便物の転送
郵便局のe転居サービスを使えばネットで手続きOKです。転送期間は届出日から1年間。届出から反映まで3〜7営業日かかりますので、早めに手続きしましょう。
金融機関
- 銀行口座の住所変更(ネットバンキングで可能な場合が多いです)
- クレジットカードの住所変更(Web会員ページから変更可能)
- 証券口座の住所変更
保険関連
- 生命保険の住所変更
- 医療保険の住所変更
- 自動車保険の住所変更
- 火災保険の手続き(旧居の解約・新居の加入)
携帯電話・通販・サブスク
- 携帯電話の契約住所変更(各社のマイページから変更可能)
- Amazon・楽天市場などの通販サイト
- Netflix、Spotifyなどのサブスクサービス
- 食材宅配・ネットスーパー
- NHKの住所変更
- 新聞の購読停止・開始

手続きを効率よく進めるコツ
役所の手続きはまとめて
転入届・マイナンバーカード・国民健康保険・印鑑登録など、役所でまとめてできる手続きは1回の訪問で済ませましょう。必要書類を事前に確認しておくのが効率アップの鍵です。
ネットで済むものはネットで
銀行、クレジットカード、通販サイトなど、Webで住所変更できるものは引越し当日の夜にまとめてやってしまうのが効率的です。
チェックリストを活用
手続きの漏れを防ぐには、チェックリストで管理するのが一番です。スマホのメモアプリやTodoアプリを活用してみてください。

まとめ:優先順位をつけて確実に進めよう
引越しの手続きは種類が多くて大変ですが、優先順位をつけて進めればそこまで難しくありません。まずは「役所の手続き」と「ライフラインの手続き」を最優先で片付けて、その後に住所変更系をまとめて処理していきましょう。
手続きの詳細は自治体によって異なりますので、お住まいの市区町村の公式サイトで最新情報を確認してください。転入届の手続きについての詳細は総務省の住民基本台帳制度ページも参考になります。
※この記事は記事執筆時点の情報に基づいています。手続きの内容や必要書類は自治体・サービスにより異なる場合がありますので、詳細は各機関にご確認ください。

