引越しが終わって、荷解きの合間にごはんを頼もうとアプリを開いたら、配達先が旧住所のままだった。そんな経験はないでしょうか。UberやUber Eatsは一度住所を登録すると自動で引き継がれるため、引越しをしたら自分で切り替える必要があります。
特に注意したいのが、注文を確定した後で配達先を変えるのは難しいという点です。うっかり旧住所のまま注文してしまうと、料理が前の家に届いてしまい、キャンセル扱いになったり返金の手続きが必要になったりします。引越しでバタバタしている時期に、これは避けたいところです。
この記事では、引越しにともなうUberの住所変更のやり方を、配達先の追加・切り替え・削除まで順を追って解説します。配達メモやピンの位置の調整、うまく保存できないときの対処法まで押さえておきましょう。

Uberの住所はどこで管理されている?
Uberのアプリでは、住所は「配達先(お届け先)のリスト」として保存されています。自宅・職場など複数の住所を登録しておき、注文のたびに選ぶ仕組みです。引越しをしたら、このリストに新住所を追加して、既定の配達先として選び直すことになります。
ここで大切なのは、住所を編集するのではなく、新しい住所を追加してから切り替えるという考え方です。既存の住所を上書き編集しようとすると、地図上のピンの位置がずれたまま保存されてしまうことがあります。新規に追加したほうが、正確な位置情報で登録できます。
- 1:新住所を配達先として追加する
- 2:地図上のピンと建物情報を調整する
- 3:配達メモ(オートロック・部屋番号など)を書き換える
- 4:新住所を現在の配達先として選択する
- 5:不要になった旧住所を削除する
手順1:新しい住所を追加する
アプリを開き、配達先が表示されている部分をタップすると、住所の検索画面に移ります。ここに新しい住所を入力して候補から選ぶのが基本の流れです。
アカウントのメニューから、お支払い方法や住所の設定画面を開いて「住所を追加」する方法もあります。どちらから進めても登録される場所は同じなので、操作しやすいほうを選んでください。
マンション名や部屋番号は必ず入力する
住所検索で出てくる候補は、建物までしか特定されないことが多くあります。部屋番号を入力する欄が別に用意されているので、そこに正確に記入しましょう。ここが空欄だと、配達する人が建物の前で立ち往生してしまいます。
あわせて、新居のドアに表札が出ていないと、部屋の前まで来た配達の人が迷うこともあります。賃貸でも貼るだけで付けられる表札を用意しておくと、デリバリーや宅配便の受け取りがスムーズになります。
新築の物件や、建った時期が新しいマンションは、地図データに反映されていないことがあります。その場合は近い住所を選んだうえで、ピンの位置を手動で調整するのが有効です。
ピンの位置を調整する
住所を選ぶと地図が表示され、配達先を示すピンを動かせます。実際の建物の入口にピンを合わせておくと、配達がスムーズになります。特に、大きな敷地の集合住宅や、路地の奥にある戸建てでは、この調整が効いてきます。

手順2:配達メモを新居に合わせて書き換える
旧居で設定していた配達メモは、新居ではまったく役に立ちません。それどころか、誤った情報が残っていると混乱のもとになります。引越し後は必ず内容を見直しましょう。
書いておくと役立つ情報の例を挙げます。
- オートロックの有無:呼び出し方法や部屋番号の入力の仕方
- 建物の目印:「1階がコンビニの建物」など、外から分かる特徴
- 入口の位置:裏手にある、階段を上がった先にある など
- エレベーターの有無:ない場合は階数も明記しておくと親切です
- 置き配の希望場所:玄関前、宅配ボックスなど
配達する人は初めてその住所に行くことがほとんどです。地図だけでは分かりにくい部分を一言添えておくと、受け取りまでの時間が短くなり、料理が冷めにくくなります。
置き配の設定も見直す
受け取り方法として、玄関前に置いてもらう選択肢を用意しているサービスもあります。旧居では置き配にしていた方も、新居がオートロックのマンションだと事情が変わります。逆に、これまで対面受け取りだった方が、宅配ボックスの使える物件に引越すこともあるでしょう。
新居に宅配ボックスがない場合は、玄関前に置ける折りたたみ式の宅配ボックスを使う方法もあります。設置してよいかは物件のルールによるので、集合住宅では管理会社に確認しておくと安心です。
新居の環境に合わせて、受け取り方法を選び直しておきましょう。設定できる項目やその名称はアプリの更新によって変わることがあるため、詳しくはUber Eatsのヘルプ(Uber公式)で最新の案内を確認してください。
手順3:旧住所を削除する
新住所への切り替えが済んだら、旧住所は削除しておくと安心です。リストに残しておくと、注文するときに選び間違えるリスクが残ります。
削除は、住所の一覧から対象を選んで操作します。ただし注意点があり、現在の配達先として選ばれている住所は削除できません。先に新住所を配達先として選択してから、旧住所を削除する順番で進めましょう。
削除できないときの対処法
「削除ボタンが反応しない」「保存できない」といった場合は、次の点を確認してみてください。通信環境が不安定だと、変更が反映されないことがあります。
- アプリを一度終了して再起動する
- アプリを最新のバージョンに更新する
- Wi-Fiとモバイル回線を切り替えてみる
- 別の住所を配達先に選んでから、あらためて削除を試す
- ブラウザ版のサイトから操作してみる
それでも解決しない場合は、アプリ内のヘルプからサポートに問い合わせる方法があります。
引越し直後は住所変更や手続きでスマホを使う場面が一気に増え、新居のコンセント周りもまだ整っていないことが多いものです。モバイルバッテリーを1つ手元に置いておくと、電池切れで注文や連絡ができないという事態を避けやすくなります。

配車サービスを使っている場合の住所設定
Uberは配車サービスとしても使えます。こちらのアプリでも、自宅や職場をよく使う場所として保存できる機能があります。引越したら、この登録も更新しておきましょう。
自宅の位置を登録しておくと、乗車のたびに住所を入力する手間が省けます。夜遅くに帰宅するときや、荷物が多いときにワンタップで行き先を指定できるのは便利です。旧住所が「自宅」のまま残っていると、行き先を間違えて指定してしまうおそれがあります。
支払い情報の請求先住所
クレジットカードを登録している場合、請求先住所の情報が古いままだと決済でつまずくことがあります。カード会社への住所変更手続きとは別に、アプリ側の登録内容も確認しておきましょう。
引越し先で配達エリアが変わることもある
フードデリバリーは、エリアによって使えるサービスや加盟している店舗が異なります。引越しによって利用できる店舗のラインナップが大きく変わることは珍しくありません。
都市部から郊外へ引越した場合、これまで頼めていたチェーン店が対象外になっていたり、配達手数料の設定が変わったりすることがあります。逆に、新しく引越した街ならではのお店が見つかることもあるので、住所を切り替えたら一度アプリの一覧を眺めてみるのも楽しみのひとつです。
サービスが対応しているエリアかどうかは、住所を登録すると自動的に判定されます。詳しい対応状況はUber Eatsの公式サイトから確認できます。
住所変更のタイミングはいつがいい?
おすすめは、新居の鍵を受け取ってからです。まだ住んでいない家を配達先にしてしまうと、誤って注文したときに受け取れません。
引越し当日にデリバリーを使いたい場合は、荷物を運び入れて新居に落ち着いたタイミングで住所を追加するとよいでしょう。玄関のドアを開けたら、まずアプリの住所を更新する。そのくらいの気持ちで先に片づけておくと、あとが楽になります。
当日は食器がまだ段ボールの中ということも多いので、紙皿や割り箸をすぐ出せる箱に入れておくと、届いた料理をそのまま食べられます。
注文を確定したあとでも、アプリ内のヘルプから「進行中の注文」を選び、配達先住所の変更を依頼することはできます。ただしUber公式のヘルプでも、注文が進行中の場合は新しい住所への配達が難しいことがあると案内されています。旧住所のまま注文してしまったことに気づいたら、できるだけ早くアプリ内のヘルプか配達パートナーへの連絡から手続きしてください。時間が経つほど打てる手は少なくなります。
あわせて見直したいデリバリー・配送系の登録
Uber以外にも、住所を登録しているサービスは意外と多いものです。引越しの機会にまとめて更新しておきましょう。
| 分類 | 見直したいサービス |
|---|---|
| フードデリバリー | 各種デリバリーアプリ、ネットスーパー、宅配食 |
| ネットショップ | 通販サイトの配送先、定期購入サービス |
| 配送 | 宅配会社の会員サービス、受け取り場所の指定 |
| 郵便 | 郵便局の転居届(郵便物やゆうパックが対象) |
なお、宅配便で届く荷物は郵便局の転送サービスの対象外です。郵便物については日本郵便の転居・転送サービスでカバーできますが、デリバリーや宅配便は自分でアプリの設定を切り替える必要があります。
Q&Aコーナー:Uberの住所変更でよくある質問
Q1. 住所は何件まで登録できますか?
自宅と職場に加えて、実家や友人宅など複数を登録しておけます。件数の上限が気になるほど登録することは少ないと思われますが、使わない住所は整理しておいたほうが選び間違えを防げます。
Q2. 注文中に配達先を変えられますか?
注文後の進行画面から「ヘルプ」→「その他のサポート」→「進行中の注文」と進むと、配達先住所の変更を申し出ることができます。ただし配達が進んでいると新しい住所へは届けられないこともあります。気づいた時点ですぐに手続きするか、配達パートナーに直接連絡するのが安心です。
Q3. 新築のマンションで住所が検索に出てきません。
地図データに反映されるまで時間がかかることがあります。近い住所を選んでからピンを実際の建物の位置に動かし、部屋番号と配達メモに詳しい説明を書いておくと配達してもらえます。
Q4. 引越したら手数料が変わりました。なぜですか?
配達手数料は、店舗からの距離やエリアの状況によって変動する仕組みです。引越しによって近隣の店舗との位置関係が変われば、手数料も変わります。最新の金額は注文画面で確認してください。
Q5. アカウントを作り直したほうがいいですか?
住所を変えるだけであれば、アカウントを作り直す必要はありません。注文履歴やクーポン、会員プログラムの状況が引き継がれなくなるおそれがあるため、既存のアカウントで住所だけを更新するのがおすすめです。
Q6. 旧住所を削除したら過去の注文履歴も消えますか?
注文履歴が消えることはありません。住所リストから選択肢が消えるだけなので、安心して整理してください。
Q7. 配達メモにはどのくらい詳しく書けばいいですか?
初めてその場所に行く人が迷わない程度が目安です。建物の外見の特徴、入口の位置、オートロックの操作方法の3つを押さえておけば、たいていのケースでスムーズに届きます。長すぎると読まれにくくなるので、要点を絞りましょう。
まとめ:Uberの住所変更は「追加してから切り替える」が基本
引越し後のUberの住所変更は、新しい住所を配達先として追加し、ピンの位置と部屋番号を整え、配達メモを書き換えてから、既定の配達先として選択するという流れです。最後に旧住所を削除すれば完了します。
削除ができないときは、先に新住所を配達先として選んでいるか確認してみてください。それでもうまくいかない場合は、アプリの再起動や更新を試すことで解決することが多くあります。
注文後に配達先を直す手段は用意されていますが、配達が動き出したあとでは間に合わないこともあります。だからこそ新居で最初に注文する前に住所を切り替えておくことが何よりの対策です。引越し当日、荷解きに疲れて温かいごはんを頼みたくなったときのために、鍵を受け取ったらまずアプリの設定を更新しておきましょう。



